500万乙女の心のバイブル、天空の城シンタ〜そして伝説へ〜【第2話、涙のリクエスト】

【第2話、涙のリクエスト
「もう離さないゾ!ゴンタム!(つ・ω・(-ω-*) ダキッ」
シンタはそう言いながら、勝浦漁港外れの砂浜にひっそりをそびえ立つ金髪ロン毛のナイスバディな何かに向かって抱きしめながらそう言った。
ゴンタムと呼ばれたそれがシンタに向かってゆっくりと振り返り、シンタを優しく見つめてカタコトの日本語でこう言った。
「ダメヨ〜ダメダメ」
シンタはそう言ってカタカタと関節を鳴らせながら首を振るゴンタムをなおもしつこく抱き寄せると、胸ポケットから汗でクシャクシャになった何かのクーポン券を握り締め力一杯ゴンタムに向かってこう言ってにじり寄っていった。
「ね〜いいぢゃないの〜ボクはね〜ゴンタムの前の中の人みたいにチミに乱暴はしないヨ。そうだ!今日はゴンタムにプレゼントがあるんだよ。このクーポン券はね、ボクが夢にまでみたチミみたいなステキな人と一緒に行こうと思って学生時代からこのシャツのポケットに大事にしまっていた、あのマクド⤴ナルド⤵のクーポン券なんだ!ボクはね、ゴンタムみたいなステキな人と朝⤴マック⤵をするのがずっと夢だったんだよ、だからね〜いいぢゃないの!」
必死にゴンタムににじり寄るシンタを、ゴンタムは再び関節をカタカタならしながら首をぐるりと回すと、シンタに向かってさっきより強くこう言った。
「ダメヨ〜ダメダメッ!」
度重なるゴンタムの断り文句を聞いたシンタは肩をガックリと落とすと手の中でクシャクシャになったクーポン券を再びそっと胸ポケットに仕舞い込み、今度は自分を育んだ勝浦の海の水平線を遠くに見つめた。その瞳には一筋の涙を浮かべながら。。。

そんな2人のたわいの無いやり取りを、砂浜の向こうでじっと見て居る謎の人物がいた。。。
その謎の人物はゴンタムに向かって右目に付けている半分になったサングラスの様なレンズの照準を合わせると、レンズから更に右耳に繋がっているコントロールのようなスイッチを入れてボソッと言った。
「戦闘力たったの5か!ゴミめ!」

何の疑いもなく信じていた日常は一瞬の内に崩れ去った
炎に包まれる見慣れた砂浜
立ちはだかる謎の黒い人物
突如2人の前に現れた謎の人物に、シンタとゴンタムは何を思うのか
次回、500万乙女の心のバイブル、天空の城シンタ〜そして伝説へ『その名はゴンタム』
戦火の大地に、蘇れ!ゴンタム!

To Be Continued.